cart facebook instagram login menu search twitter user

COLUMN

2018/03/15

ジュリアーナの遺産を受け継ぐ「エレディタ」


今では生産できない貴重なヒストリカルベルベットを使った特別なシリーズ、「EREDITA(エレディタ)」。2018年春夏は、新たに草葉をモチーフにした「フォリオリーネ」柄のベルベットが追加されました。今回はそんなエレディタシリーズについてご紹介します。

ジュリアーナが残した珠玉のベルベット


ベルベットは、ロベルタにとって特別な素材です。ロベルタの創業者、ジュリアーナ・カメリーノがヴァチカン御用達の工房で宝石のようなベルベットに出会ったのは1940年代のこと。女性のバッグと言えば、靴の色と合わせた地味なレザーで作るのが常識だった当時、ジュリアーナはこの美しいベルベットでハンドバッグを作ることを思いつきます。

ジュリアーナの発想から生まれた革新的なハンドバッグは、ヨーロッパのファッション界に大きな驚きを持って迎えられ、同時代のデザイナーたちに大きな影響を与えました。ベルベットでできたバッグはロベルタのアイコンとなり、モナコ王妃グレース・ケリーをはじめとして、多くのセレブリティに愛されました。

そんなジュリアーナ自らがデザインし、ヴェネツィアの老舗工房によって織り上げられた珠玉のベルベットは、21世紀を生きる我々に託された遺産です。その美しい遺産を、ブランドを託された若き後継者によってリアルなコレクションとして現代によみがえらせたのが、ロベルタのEREDITA(エレディタ)シリーズ。イタリア語で「遺産(ヘリテージ)」を意味するEREDITAの名には、そんな思いが込められています。

EREDITAシリーズができるまで


EREDITAシリーズの新作が動き出すのは、シーズンの約1年前。イタリアのデザインチームとともにコレクションに関するミーティングが開かれ、そこで翌年のシーズンテーマやデザイン画が決まります。例えば2018年春夏のテーマは、都会的な生活と自然の共生をイメージした「INTO THE GARDEN」。


シーズンテーマが決まると、イタリアのデザインスタッフとオリジナルラインのクリエイティブディレクターが、ヒストリカルベルベットのリストからテーマに合う柄をセレクトします。

選んだ生地は日本に取り寄せ、バッグ工房とともにさらに入念に確認。長年倉庫に保管されていたデッドストック生地だけに、キズやシミといったダメージの状態を詳しくチェックします。柄によっては、わずか数個のバッグしか作れないものもあります。

最終的に使用する生地が決まると、裏加工の素材を選定します。ベルベットは柄によって微妙に厚みが異なるため、同じデザインでも柄に応じて素材や作り方が微妙に変わってきます。


ここまできたら、実際に生地を裁断し、バッグとして仕立てます。希少なベルベットから、大きなダメージのある部分を避けて切り出すため、限られた数しか作ることができません。その希少性もまた、エレディタシリーズの魅力のひとつなのです。

ページ先頭へ戻る