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COLUMN

2017/01/19

ロベルタのデザインを育んだ、ヴェネツィアの運河

ロベルタ ディ カメリーノの創業の地、そして創業者ジュリアーナ・カメリーノの生まれ故郷でもあるヴェネツィアは、「水の都」として有名です。街には運河や水路が複雑に張り巡らされ、島内外には400以上もの橋がかけられています。

世界遺産の街並みが映り込んだ運河の水面は、天候や時間帯など、光の状態によって刻々とその表情を変えます。特に夕暮れ時、街が真っ赤に染まったときの幻想的な景色は、ため息がでるほどの美しさです。

ヴェネツィアでは、車が入れるのは島の入り口のローマ広場まで。島内の主な交通手段は、水上バス(ヴァポレット)、水上タクシー、ゴンドラといった船になります。ジュリアーナも自分でボートを操縦し、ヴェネツィアの街を移動していました。


インスピレーションの源

そんな運河に囲まれたヴェネツィアの環境は、ジュリアーナのインスピレーションの源でもありました。彼女の自伝には、幼少期のこんな思い出が紹介されています。


私は低い窓から、軒先の運河を眺めている。水は止まっている。そして私は、突然、その水面に震える光を見る。灰色の水が、玉虫色に変わる。

(中略)

私は窓に顔をはりつけて、静かに待った。時に無駄な努力に終わることもあった。でもその光の悪戯が見られると、私は幸せを感じた。きらきらとした緑色や、深い青や、はかない赤煉瓦色の細い筋、目を眩ませる一瞬の銀色が好きだった。

(中略)

今にして思えば、私はあの時に深遠な真実を学んだ。つまり、すべての色は美しくてどんな色の取り合わせも可能なのだということを。ふたつの色を近くに置いて、たとえそれが合わないように見えても、三色目をそこに加えることで調和が生まれる。

ロベルタのデザインの特徴でもある大胆な色使いは、ヴェネツィアの美しい水路にそのルーツがあるのです。

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